「ホリスティックシステム料理学講座」でお伝えしている、レモン汁を使った消化を助ける料理。
2つ目はコールスローです。
生徒さんの中には、「コールスローを作り始めてから、レモンを箱買いしています」という方もいらっしゃいます。
思わず、「その気持ち、分かります!!」と心の中で叫んでしまいました。
去年この講座を始めてから、我が家でもレモンを大量に使うようになりました。特にコールスローはバクバク食べてしまうので、レモンの消費が激しいです。うちでも、箱買いした方がいいかもしれません(笑)。
ぼくが初めてコールスローに出会ったのは、中学生のころ、ケンタッキー・フライド・チキンでした。それからいろいろなところで食べたコールスローは、「すごく甘い」か「甘すぎてとても食べられない」かのどちらかでした。
こちらでご紹介するレシピでは、砂糖を使いません。塩も使いません。
味付けは、レモン汁とマヨネーズだけです。
個人的には、生のキャベツの一番おいしい食べ方ではないかと思っています。多少多めに作ったつもりでも、すぐに食べきってしまいます。
ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツなどのアブラナ科の野菜は、抗ガン作用を期待できる成分が豊富ということで注目されています。キャベツもアブラナ科野菜の代表格で、古代ギリシャ・ローマの時代から、「食べる薬」として知られていました。
アブラナ科野菜に特有の抗ガン成分として知られているのが、「イソチオシアネート」。キャベツもこの栄養素の良い供給源になります。
特に、コールスローはお勧めです!!
細かく切り刻んでから食べた方が、体内で利用できるイソチオシアネートが増えるし、イソチオシアネートは熱に弱いからです。
では、コールスローの作り方。
【材料】(目安です)
キャベツ:小半玉
レモン汁:大さじ2
マヨネーズ:大さじ2
オプション
タマネギ(できれば赤タマネギ):小1
ピーマン:1
キャベツは包丁でみじん切りにしてもよいのですが、この写真のようなチーズおろし器(グレイター)を使うのがお勧めです。切られた断面がデコボコ、ザラザラになるので、ドレッシングとなじみやすくなります。
キャベツだけでも十分おいしくできますが、タマネギ、ピーマンも良い脇役になります。
タマネギを使うとしたら少量にして、できるだけ薄くスライスしてください。タマネギが入っていると気づかないくらいの方がいいです。
ピーマンは1~2ミリにスライスします。
ドレッシングは、レモン汁とマヨネーズを混ぜ合てつくります(だまがなくなるまで混ぜてください)。
レモン汁とマヨネーズの割合の目安は1対1。
味をみて、お好みで調整してください。レモンも物によって酸味の強さがずいぶん違いますから、まずレモン汁だけを味見して、すっぱさレベルを確認しておいた方がいいですね。
キャベツ(+それ以外の野菜)をボウルに入れて、ドレッシングを加え、よく混ぜ合わせます。
これでできあがり。保存容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。
たいていのサラダは作ってすぐが一番美味しく、時間がたつと極端に味が落ちてしまいますが、コールスローは数時間おいた方が味がなじんでおいしくなります。
2、3日はおいしく食べられるので、便利な冷菜になります。
【by 平田ホリスティック教育財団理事 丸元康生】
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