還暦すぎたおじさん(おじいさん?)のセリフではないかもしれませんが、ぼくはどちらかと言うとホノボノした癒し系です。つくる料理の味も、穏やかでやさしい感じだと思います。
先日の料理教室のテーマはインド料理だったのですが、一人の生徒さんが「なんだかすごく元気になりました」とコメントしてくれました。「こちらで習うお料理はいつもやさしい味ばかりでしたが、今日はスパイスのパンチが効いていて、活力が湧いてきた気がします!」
それを聞いて、「確かにスパイスってそういうパワーがあるよな!うまく活用するといいな」と思いました。実はその数日前に、自分でもスパイスの劇的な効果を実感していたところでした。
自宅でちょっとスパイシーなサラダを朝食に食べたところ、身体の芯から目覚めたようにスイッチがはいり、仕事もはかどり、いつになく充実した午前中を過ごせたのです。
ぼくは子供のころから、「もっとシャッキとしろ!」と言われ続けてきました。親にも、学校の先生にも、同級生にも。それがこのサラダを食べた後には、まさにシャッキとして、背筋がのびました。自分が一番ビックリです。
作り方はとっても簡単ですから、レシピをご紹介しておきましょう。
材料は4人分。材料AとBに分けてまとめてあります。
【材料A】
・ひよこ豆のスプラウト 1カップ:蒸しておく
(発芽させていないひよこ豆なら煮ておきます)
・赤玉ねぎ 中1コ:みじん切りにする
・キュウリ 1本:ひよこ豆と同じくらいのサイズにサイの目に切る
・トマト 中1コ:ひよこ豆と同じくらいのサイズにサイの目に切る
・オリーブ油:大さじ1
【材料B】
・レモン汁:大さじ1
・塩:小さじ1/2
・ガラムマサラ:小さじ1/2
・カイエンペッパー:適量
・ブラックペッパー:適量
<作り方>
①材料Aの豆と野菜をすべてボウルに入れ、オリーブ油を加えてよく混ぜ合わせます。
②材料Bを小さな器に入れて、塩が溶けるまで混ぜ合わせます。これがドレッシングになります。
③ ①のボウルに②のドレッシングを加え、混ぜ合わせてできあがり。
このドレッシングはとても美味しくて、残さず飲み干してしまいます。レモン汁がベースですから、それも身体をシャキッとさせるのに一役買っている気がします。
ひよこ豆のスプラウトから、目覚めたばかりの生命エネルギーをとり込めるのもポイントでしょう。
スパイスはそれ自体強力なアイテムですが、ぜひパワフルな食材との組み合わせも試してみてください。あなたも新しい自分と出会えるかもしれませんよ(笑)。
※ひよこ豆スプラウトは、ひよこ豆をチョロッと発芽させたもの。大豆と同じ要領でつくれます。
【by 平田ホリスティック教育財団理事 丸元康生】
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